酔っ払って前後不覚の女性が、自分を恋人や主人と誤解して迫ってきました。それをいいことにホテルでセックス。その後、女性が警察に訴えるといいだしました。さて、この場合、男性は罪になってしまうのでしょうか?
結論から言えば、彼には準強姦罪が適用されることになります。よって前後不覚になぅているから「ラッキー」とばかりに彼女とセックスしたいといっても法律は許してくれません。それがたとえセックスに至らなくとも準強制わいせつ罪になってしまいます。
産婦人科のドクターが患者の陰部をみだりに触ったり、いたずらした場合にもこの法律は成立します。患者は診察に来ているのだから、わいせつな行為に対して注意していません。そこにつけこんでわいせつなことを働けば、無理強いしたのも同じというわけです。
ちなみに「ゆりがごを揺らす手」というアメリカのサスペンス映画の中でも、産婦人科の先生が診察に訪れた妊婦の陰部を不当に触って、告発されるシーンがあります。
先の例の男性の場合、相手の女性が酔って前後不覚の状態にあったからセックスしたと考えられ、正気であればセックスに至ったとは想像しにくいのです。ちょっとかわいそうな気もしますが、したがって刑法178条強制わいせつ強姦罪が適用されているのです。
ただし「準」といっても強姦罪より軽いかというとそういうわけでもなく、通常の強姦とケースが異なるという意味です。刑の軽重はまったく同じです。
女性をセックスの虜にさせてしまうテクニックは、一度習得すれば人生に大きな変化を与えるでしょう。運転免許より実用的かもしれませんね(笑)