最初に挿入した体位から、ペニスを入れたままで色々な体位に変わってゆくことができます。特に、男女の両脚が交差した松葉崩しのタイプの体位では、双方のボディの交わる角度を平面的にも立体的にも変化させながら、お二人の外陰部同士を激しくこすりつけるように腰を使います。こうするとアナルの快感プラス外陰摩擦の快感が増幅されて、彼女は激しく昇りつめられます。
仰臥した彼女の両脚を高く担ぎ上げて、ヒップを高くして前からアナルへインする体位もポピュラーですが、硬いペニスで根元まで強くピストン運動することは避けなければなりません。アナルプレイは万事「ソフト」に「スムーズ」に、がコツなのです。腹八分で控えめにお願いします。
●一番痛くない体位
一番痛がらないペニスの入れ方は、女性を横向きに寝かせて、上側の脚を曲げておなかの方へ女性にいっぱい引き上げてもらいます。看護婦さんが患者へ浣腸をする体位です。
男性は下側の脚を跨いでひざまずき、アナルを二指で拡張しながら挿入します。
この体位は松葉崩しの変形になりますが、ペニスが一気には根元まで押し込めないのと、外陰部への刺激が伴いますので、肛交のビギナーにはお勧めできる体位です。
●男冥利につきる
アナルから抜いたペニスは、一応バスで洗ってから次のプレイに移るのが無難でしょう。しかし親しい男女間では、男性がコンドームを使用するほど直腸内の大腸菌の汚染に神経質になる必要はないと思います。
なかには、アナルから抜いたペニスをそのままでフェラする勇敢な女性もいますが、オイルを充分塗って挿入しますので、ペニスは全然汚れていないようです。
アナルプレイに成功して、アナルオーガズムを彼女にプレゼントできるまでには大変な根気と手間ヒマ、それに時間が必要なことが、ここまでの説明で充分おわかりいただけたと思います。
でも、それだけの手間ヒマをかけるだけの値打ちがアナルセックスにはあるのです。というのも、膣オーガズムよりさらに深くあとを引く素晴らしいオーガズムが、アナルからは得ることができるからです。
長く余韻を引くそのオーガズムは、何かお酒に酔ったようで、体がフワフワ雲の上に浮かんだようになって快感がいつまでも続くとのことです。
オーガズムの深さと長続きするということでは、過去にアナルセックスで直腸に射精してフィニッシュしたある女性は、精液の残留感で頭がボォーとなってしまわれました。いつまでもアルコールに酔ったような気分が続き、自分の降りる駅に着いたのがわかりながらも席を立つことができず、とうとう新幹線を二駅乗り越されたとのことでした。嘘のような本当の話ですが、その女性の特異体質もあるようです。
皆さんのなかには「お前は、特別にアナルに関心を持つアナリストか、アナルマニアじゃないのか」といった疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、私自身はアナルに特別に関心があるのではありません。ただ、そこに潜在した性感帯があり、それの掘り起こしには高度な性技が要るという事実に、大きなやり甲斐を感じるのです。それに成功して、アナルオーガズムまでこぎつけた時の喜びは最高です。男冥利につきる思いに浸れます。でも、ペニスの快感はそれほどでもないのが、正直な気持ちです。
女性をセックスの虜にさせてしまうテクニックは、一度習得すれば人生に大きな変化を与えるでしょう。運転免許より実用的かもしれませんね(笑)