3Pにお招きくださった彼が、一方的に自分の快感だけで腰を使っておられるセックスを拝見して、(この人のやり方は、彼女が本当にして欲しいようには全然してあげないで、ペニスを膣へ突き入れて自分の気持ちいいように挿入するだけ。これでは彼女の膣を借りてオナニーしているみたいなものじゃないか・・・)と、虚しい気持ちになることがよくあります。
男性は膣に挿入したペニスをヌキサシして亀頭を刺激、快感を高め、そのあげく射精することにセックスの最高の喜びを感じます。それはそれなりに生殖の目的を果たせて結構なのですが、相手の彼女まで、彼と同じように快感があると思い込んでもらっては困ります。
女性も膣に挿入されたペニスのピストン運動で膣壁を強く摩擦されることを最高に喜びます、それもペニスはデカくて硬いほど良い、時間は長いほど良い、ヌキサシは強く激しいほど良い、それで女性は強烈に何回も気がイクんだ・・・と誤って思い込んでしまって、彼女達のセックスの喜びの真実である、「本当は私たちはこのようにして欲しいのです」という裏の声があることに気がつかない彼氏がほとんどです。ここに、男女のセックスの喜びの不一致の最大原因があるように思われます。
膣は胃と同じように、人間の器官の中では神経のない、最も鈍感なところです。そうでないと産道としての役は務まりません。感じるだけなら、クリトリスは千倍、乳首は百倍、肛門は五十倍くらいが膣に比べて感度が鋭く、よく感じるはずです。男性にとっては、ペニスと膣は「生殖器」の一部であると同時に、「喜びのための性器」なのです。しかし女性にとっては、膣は「産道」であって、子宮と同様に「生殖器」ではあるが、必ずしも「喜びのための性器」ではないとまで極論することができます。
とは言っても、ペニスの膣への受け入れが、男女のオーガズムのために無意味なものと言い切ってしまうわけでもありません。それは女性にとって、(あ~、私たちは身も心も、ペニスを体内に受け入れることで固く結ばれて一つになっているんだなぁ)と男女の一体感をヒシヒシと強く感じさせますし、何もかも満ち足りて幸せいっぱいの充実感をもたらします。この上ない心理的なオーガズム、ひいては肉体的なオーガズムへの促進剤として作用します。
女性をセックスの虜にさせてしまうテクニックは、一度習得すれば人生に大きな変化を与えるでしょう。運転免許より実用的かもしれませんね(笑)