日本人としてはじめてセックスしたのは誰?とあまりにも漠然としてSF的でありますが、それを突き詰めていくとまさに神話の時代にまでさかのぼることができます。
日本の神話といえば学校の授業でもお馴染みの「古事記」。その冒頭を分りやすくかい摘んでみると、
「天地(あまつち)の初め、国土は若く脂のように漂っていたところに、男神イザナギノ命(みこと)と女神イザナミの命が現れた、二人は授けられた玉の矛で海をかきまわすと矛先からしずくが滴って、そのまま固まるとオノゴロ島になった。この島に柱を立て、その回りをめぐって結婚した。このとき、イザナミが「私の身体は成り成りて成り合わないところが一か所あります」というと、イザナギが「私の身体は成り成りて成りあまったところが一か所ある。これを成り合り合わないところに差しふさいで国を生もうと思う・・・」と言った。云々とあります。
自分の身体と異性の身体に対する興味と疑問をこんな古くから会話として成立させていて、しかもこのようにはっきりと表現している神話は世界でも類がないといわれます。
さてこの日本で初めてセックスをした?と思われるイザナギノ命とイザナミの命。出会うとすぐに性行為に至るのですが1回目は失敗してしまいます。二神が性交に戸惑っていると、二羽の鳥がやってきて交尾を始めました。それをまねて交合したという記述があります。
鳥たちが行っている交尾のスタイルは後背位。
つまり日本初のセックスは後背位だったといえそうです。
女性をセックスの虜にさせてしまうテクニックは、一度習得すれば人生に大きな変化を与えるでしょう。運転免許より実用的かもしれませんね(笑)