セックスでの絶頂を知らない女性を次のように分類します。
①性的無反応症
②性的反応微弱症
③性的反応未熟症
①の無反応症は一番の重症で、男性がどう努力しても、快感の反応を全然示されない女性。バイブレーターの強力な刺激にも反応のない女性をいいます。
悲しいことに、かなりのパーセンテージでこのタイプの女性が実在されます。宗教的なシメツケや幼児期の禁欲的な教育としつけ、また、新婚初夜の夫の粗暴行為などで受けたショックが心の傷となって、それらが原因の一つになることもあります。また、過度の純潔教育も有害です。
このタイプの女性でも、男性のペニスを受け入れて射精させ、出産するには、当然差し支えない訳です。しかし、女性の性欲とみられるものは全然ありません。従って、オナニーの経験もなければ、自分で試してみる気もありません。
軍国主義華やかしき頃ならば、これで操を全うすれば「天晴貞女」とも「軍国の母」とも誉めそやされました。
戦前、多くの職業軍人の妻たちは、子供を生み育てることと留守宅を守ることが至上命令とされ、妻の多くは性的に無反応のまま取り残されていました。未亡人になった後も、貞女二夫にまみえずで、再婚せず禁欲を守り、性の喜びを知らぬままに死んでいったのです。
反面、男性たる軍人は、自分の喜びだけで射精して終わりの勝手な性生活を外で営みました。あの軍神と言われる山本五十六元帥ですら、芸者の二号にして家へ帰ることも少なく、奥さんとの性生活の充実をはかることもしないで、家庭においては性的にはレベル以下で、外で遊びほうけていたものです。
また、無反応な妻だからセックスが味気ない、だから離婚したいと言っても、「性、即生殖」と解する今の民法では離婚は認められません。妻がセックスを嫌って同居を拒否しない限りは男の負けです。妻の性器の具合が良くないから離婚したいと言う主張も、同様に通りません。
しかし、「喜びとしての性」がタブーから解放されて、男女平等にだんだんと社会のうちに定着している今日、このようなお気の毒なタイプの女性は徐々に減ってきています。全ての女性が目覚めて、男性以上の「性の喜び」を勝ち取るべく積極的に立ち向かってこられる日も近いです。目覚めた女性のセックスの快感は、男性の数百倍なのです。
反応のない女性でも、彼氏とのセックスに協力的であれば、多少の物足りなさが残っても、お二人のセックスライフは円滑に継続されます。よそ目には、何一ついうことのない幸せなカップルに映るに違いありません。これは、セックスの喜びを彼女が知らないからと言って、知らないままで一生を過ごせば、そのことについて何の苦痛も後悔もないからです。
問題なのは、反応のない女性が、育児、家事、教育、勉強、スポーツにかまけて、彼氏とのセックスを大儀がって拒否しだす場合です。特に、アル中、鬱病などの病気のある女性、ある種の宗教に凝った女性、セックスは不浄であると徹底的に洗脳された女性、彼女らは子供を産み終えた時点で、「私の性は終わった」とばか、セックスを拒否して、子育てに生き甲斐を感じるようになって、悪くすると離婚するか、セックスレスの形ばかりの夫婦を成り果ててしまいます。堅いお勤めの人には家庭内離婚も決して珍しくもありません。
②の反応の微弱な女性は、性的な刺激ででかなりな快感はあるのですが、もう一歩昇りつめるだけの性エネルギーに不足する場合を言います。もっとも、かなりな性体験や出産を経るまでは、「微弱」なのか「未熟」なのかは断定できません。
特に、彼氏のセックステクニックや性パワーに問題がある時は、絶頂への大きな性エネルギーを秘めた彼女でも「微弱」なままでいることもある訳です。
また、後で述べる、絶頂が「高原状持続型」の方で、快感度が弱くて、高原状があまり高くないタイプの女性とも②の型は混同されます。これは本人の満足度の度合いでもって判断すべきかもしれません。
こういったタイプの方にはスワッピングは効果的です。ところ変われば品変わるで、相手が変わり、やりようが変わった途端、俄然燃える女性がいます。何かがきっかけになり、何かの拍子で、微弱と思われていた性反応が、突然火がついて爆発的に燃え上がることがあるからです。理由はありません。
また、クリトリスプレイではいっても、本技プレイではどうしてもいかない女性も。「微弱」の分類に入れてもいいでしょう。
③の未熟症は、セックス体験の不足や、淡白な体質から性感帯の開発が充分に進んでおらず、多少の快感はあっても絶頂を知るまでに至っていない女性をいいます。
女性をセックスの虜にさせてしまうテクニックは、一度習得すれば人生に大きな変化を与えるでしょう。運転免許より実用的かもしれませんね(笑)