セックスの多様化に伴い、アナルセックスの体験者は増加傾向にあります。
大便を排泄する肛門を不浄な部位として、アナルセックスに対して嫌悪感をあらわにする女性も少なくありませんが、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが「肛門は第二の性器である」といっているように、すでに2000年以上の昔から、肛門は性器に準ずる存在とされてきたのです。
これは単に膣が近く、同じ穴だという単純な共通項をもって導き出されたわけではありません。
肛門の周囲にある括約筋と挙肛筋は、会陰を中心に八の字形で膣の筋肉とつながっていて、神経系統も膣と肛門にはひとつの神経が枝分かれして広がっています。
こうした筋肉と神経の連携によって、肛門自体は性感をキャッチできなくとも、その刺激は陰部神経を通りダイレクトに女性器へ伝わるのです。
女性の膣は興奮が高まるにつれ収縮するのですが、この際、肛門も膣と同じように収縮を始めます。その収縮圧は膣圧より高く、絶頂のそれは、人によってバナナを皮ごとちぎってしまうほど強いのです。
「肛門は一度味わうと病みつきになる」といわれるのは、こうした締めつけのよさも手伝っているのです。
しかし、敏感な反応を示す菊座といわれる入り口に対し、肛門内部は鈍感で裂傷や細菌に弱い直腸。激しく愛撫して傷でもつけようものなら大事に至る可能性は高いです。指やペニスを挿入する場合は細心の注意を払って行いたいものです。
女性をセックスの虜にさせてしまうテクニックは、一度習得すれば人生に大きな変化を与えるでしょう。運転免許より実用的かもしれませんね(笑)