キスは人前でしたほうがいいそうです。とは言っても、人前のほうが燃えるという特殊な人の話ではありません。れっきとした根拠のあってのことです。
最近注目どの高い科学雑誌で、キスについて特集したところ、女性は人目のあるところでキスしたいと望んでいるとの調査結果がでました。
それによりますと、女性がキスしたいと思う憧れの場所をアンケートで尋ねたところ、意外や意外、「横断歩道の真ん中」「プラットホーム」「外国の街角」「外国の昼下がるりの公園」など、人通りの多い場所でのそれを望んでいるということがわかりました。
一方、同じ質問に答えた男性の解答はというと、人の目を気にしない所を上げえる人が断然多かったというから、男と女の間には、キスに対する意識の差が、かなりあるということです。
そう言えば、この調査でも出ていましたが、一般的に言って女性は、キスをセックスとは切り離した、一つの独立した行為と考えているらしいです。
ところがその点、大方の男性にとってキスとは、ずばりセックスの前段階なのです。まさに単純明快であって、キスをしたその瞬間から男の頭の中は、次の行為のことでいっぱいになっているという事実もわかったのです。
さてそれでは、女はどんな時にキスをしてもらいたいと思っていうかといいますと、一位は「寂しい時」、二位は「嬉しい時」、三位は「別れ際」となりました。
ではそれとは逆に、どんな時にキスをしたくなるかというと、「嬉しい時」「寂しい時」「別れ際」という順序になりました。
ところで、キスというと欧米の習慣を日本が真似たような錯覚を起こしがちですが、それは大きな誤りです。
確かにあちらでは、親愛の情を込めた挨拶かわりにキスをするという習慣がありますが、恋愛感情の表現方法としてのキスは、民族に関わりなく人類が誕生した時から自然派生したと考えるほうが無理がありません。
実際、平安時代の文献にも、キスと思われる行為を述べた一節がありますし、江戸時代にはごく普通の行為として、「お刺身」とか「口吸い」と言われていました。
その後日本では、なぜかキスが陰にこもってしまって、初めて映画にキスシーンが登場したのは1946年になってからでした。
さて、人間はキスによって、大変リラックスできるという実験結果があります。とくに好き合っている者同士の甘いキスは、非常に心地よく感じられ、そんな時には、ちゃんと脳波にもそれが表われ、α波が増えるのだそうです。また、キスによって相手との相性がわかるという説もあるから、恋愛期間にはなるべくたくさんキスをして、結婚をすべきかどうかの判断材料にすべきです。
女性をセックスの虜にさせてしまうテクニックは、一度習得すれば人生に大きな変化を与えるでしょう。運転免許より実用的かもしれませんね(笑)